快適なマンションライフを維持していくには、状況に応じた修繕工事、計画的な大規模修繕が不可欠です。さらに工事においては、新築時には気づかなかった問題点を見極め、外壁の仕上げや防水処理、設備面などの改修を加えることが重要です。アーバン・プランニングでは、一級建築士事務所ならではの柔軟な発想と最新の技術を駆使し、住まいの付加価値を高めるさまざまな改修・改善プランをご提案しています。
バルコニー手すり壁の調査
エントランスゲート
エントランスゲートと外壁に苔や汚れが目立ち古さが感じられるので組合員の皆様から改善要望がありました。外壁とのバランスを考慮し、同系色で統一することで、落ち着いた雰囲気のエントランスゲートに改修いたしました。
エントランスアプローチ
組合員から床段差でつまずきがあると改善要望を受け、エントランスアプローチの既存ブロックを撤去し、アプローチ全体の勾配を調整することで、2ヶ所あった段差を解消し、バリアフリーに適合したアプローチに改修しました。
集合ポスト
以前はエントランス奥の、一段上がった場所にメール室がありましたが、照明の暗さや防犯上の懸念を解消するため、エントランス入口付近に集合ポストを移設しました。エントランスの照明を部屋全体が明るく照らせるタイプに改善しました。
敷地内通路の舗装
マンション敷地内の歩道の平板ブロック(60cm角)が老朽化し、ガタつきや段差が多く見られました。これは住民だけでなく、公開空地を利用する方々にとっても転倒事故の危険があり、安全上の懸念となっていました。
そこで、歩行の安全性を高め、舗装の耐久性を向上させるため、強度のある小型インターロッキングブロックに改修を行いました。インターロッキングブロックは、コンクリートブロックをレンガ調に組み合わせ、相互のかみ合わせ構造により荷重を分散させることで、安定した舗装を実現します。
屋上手すり壁
笠木天端からの漏水により、壁面にひび割れが発生していました。そこで、既存の笠木天端にアルミ製の笠木を新設し、壁面は下地補修後に再塗装を行いました。
アルミ笠木は、既存の笠木天端に比べて漏水リスクを大幅に軽減できるだけでなく、汚れが付きにくく清掃も容易なため、次回以降の修繕費も削減できます。
玄関ドア・エントランス
組合員のアンケートで、既存の両開きドアが重く開閉に苦労するという改善要望がありました。小さなお子様、高齢者、車椅子の方にも配慮し、自動片引きドアへの交換を提案、採用されました。床も防滑性・防汚性に優れた床シートに改修しました。
屋外階段
新築時は防水モルタル仕上げでしたが、防水性が低く、多数のひび割れが発生していました。そこで、今後のメンテナンスも考慮し、耐久性の高いウレタン塗膜防水と、防滑性・防音性・耐水性に優れた防滑性ビニル床シートを組み合わせた複合防水工法を提案し、採用に至りました。
玄関ドア
玄関ドアの交換で、防犯性、使いやすさ、快適性を改善しました。
防犯面では、旧来のディスクシリンダー錠から、ピッキング対策に優れたティンプルキーへの変更に加え、ダブルロック機能も搭載。これにより、不審者による侵入リスクを大幅に低減しました。
使いやすさの面では、従来の重い開閉から、軽い力で開閉できるプッシュプルハンドルを採用。高齢者やお子様でも楽に操作できるようになりました。
快適性の向上も大きなメリットです。断熱性の高い新玄関ドアは、外気温の影響を受けにくく、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせます。また、耐震枠を採用することで、地震の際のドアの変形を防ぎ、閉じ込められるリスクを軽減しました。さらに、組合員の皆様からのご要望にお応えして、郵便受けを設置いたしました。これにより、これまでと変わらず、郵便物や宅配物の受け取りができます。
エレベーター
マンションのエレベーターにおける化粧塩ビシートの施工は、単なる傷の補修に留まらず、空間全体の印象を刷新する効果的な手法となります。多様な色柄・質感を持つ化粧塩ビシートは、高級感や明るさといった付加価値をエレベーター空間に付与し、利用者の快適性向上に寄与します。また、大規模な改修工事を伴わず、短期間で施工可能な点も大きなメリットと言えます。